確定マスタを在庫管理システムへ組み込む 2026-09-17 社長MTG用 ── 前回(2026-08-05)からの経緯と、今日決めること

2026-09-17|株式会社モカ 岡崎|出典: zon-bot/woaky-zaiko-handover @2026-08-19、販売大臣2026-07ダンプ、woaky-new-system のコミット履歴

この資料は、8/19にPCA側で確定したマスタを在庫管理システムへどう入れるかを決めるためのものです。実装の設計書ではなく、決まらないと手が動かせない項目を並べたものです。

PART1で前回からの経緯、PART2で今日決めること、PART3で決まった後の進め方、PART4でシステムの名前を扱います。右側の吹き出しは、本文の流れを止めてしまうけれど書いておきたいことです(引っかかっている点・なぜそう判断したか)。

要約今日の論点は倉庫の対応表と会社の割り方の2つ

判断はすべて片付きました。倉庫29件・部門15件・部門グループ2体系はシステムへの投入まで済んでいます。次に動くのは在庫の投入と、止まっているGAS生産連携です。

  • 経緯:8/5のMTGが流れて以降、こちらの実装は止まっています(最終コミット 2026-08-05)。その間に8/19でPCA側のマスタが確定し、8/27に差分台帳を作りました
  • 倉庫の対応:確定マスタ29件を基準に決着。旧倉庫に対応先が無いものは移行せず、倉庫の新設もしません(移行しないのは9倉庫)
  • 会社の割り方:「マスタは1本で共有(used_by_aky で使用可否)、伝票は現行どおり会社別」で確定。companies テーブルは変えません
  • 在庫:今回は取り込みません。0024 不良49商品・0099 移動中29商品は新マスタに行き先の倉庫が無いため、在庫のステータス設計と合わせて別タスクにします
  • 次にやること:在庫の投入と、GAS生産連携の宿題3件。大きい機能(EOS版管理・ロケーション別在庫)はその後です
本日投入したマスタ
倉庫29 / 部門15
部門グループ2体系・所属30件
PCA側で確定したマスタ
倉庫29 / 部門15
+区分8本・部門グループ2体系
現行実装との差分
15件
差分台帳で洗い出し済み
残っている判断
0件
倉庫の対応も本日決着
PART 1

ここまでの経緯と、8/19に変わった前提

間が空いているので、どこで止まって、その間に何が確定したかを先に揃えます。

SECTION 1実装はGAS生産連携の2026-08-05で止まっている

8/5に予定していたMTGが流れ、そこで確認するはずだった3件が宿題のまま残りました。その後こちらの実装コミットはありません。

日付出来事成果物・状態
2026-07-23販売大臣マスタを2026-07ダンプ基準に移行(Phase1)商品9,375/得意先59/仕入先230/在庫15,830 が入った
2026-07-26マスタ管理・受注・出荷のUI刷新を本番反映PR#12。生産管理画面と調達計画メニューは廃止
2026-08-05GAS生産伝票取込にdry_run(お試し送信)を追加PR#13。これが最終コミット
2026-08-05社長MTGが流れる岡崎の宿題3件が未着手のまま(SECTION 9)
2026-08-19PCA商魂・商管側で部門・倉庫・区分が確定引き継ぎリポジトリ zon-bot/woaky-zaiko-handover を受領
2026-08-27確定マスタと現行実装の差分を台帳化差分15件。woaky-pca-master.pages.dev に公開
2026-09-17本日。判断4件が決着し、倉庫・部門をシステムへ投入倉庫29/部門15/部門グループ12/所属30件。在庫は入れない

SECTION 2PCA側が確定させたのは倉庫29・部門15・区分8本

PCAは1件でも登録すると会社基本情報から桁数を変更できません。部門3桁・倉庫4桁・伝票番号8桁は動かせない確定値として扱います。

倉庫は「拠点ブロック × 固定スロット」の4桁になった

1桁目が拠点(0共通/1会津/2中部/3小浜/4本社/6外部委託/9全社)、下2桁が役割の固定スロット(x001リコラボ/x002ダイソー/x003工場/x004センター/x005処分/x006取り置き/x007海外/x008SEJ)です。会津と中部で番号の意味が揃う作りになっています。

ブロック倉庫備考
0 共通0000 共通倉庫PCA初期登録。コード変更不可
1 会津1001 リコラボ/1002 ダイソー/1003 工場/1004 一般/1005 処分/1006 取り置き/1007 海外(韓国ダイソー)/1008 SEJ1001は新規に作る倉庫
2 中部2001 リコラボ/2002 ダイソー/2003 工場/2004 一般/2005 処分/2006 取り置き/2007 海外/2008 SEJ2003は将来枠
3 小浜3003 福谷工場/3004 小浜センター/3005 小浜処分竜前センターも3004と同一扱い
4 本社機能4001 東京本社/4002 小浜本社(雲浜)/4003 証紙・版代 仕入倉庫/4004 海南(和歌山出張所)証紙は今後在庫管理するので倉庫として持つ
6 外部委託6001 (有)彩器/6002 カクケイ物流センターカクケイは愛媛
9 全社共通9001 直送/9002 返品/9003 調整(棚卸・除外)9003は架空在庫を落としていく置き場

部門は3桁15件、部門グループは事業軸と拠点軸の2体系

営業1〜3課・商品課・運営課・物流課(会津/中部)・製造3拠点・総務2拠点・共通。現行は4桁4件(共通/会津/中部/本社)しかないので、ほぼ作り直しです。部門グループは事業軸(箸製造・漆器製造・陶器製造・卸・事業共通)と拠点軸(東京・会津・中部・小浜・全社)の2体系で、1体系内では部門が重複できません。

PART 2

今日決めないと進まないこと

順番に意味があります。1と2が決まらないと、3以降はやっても作り直しになります。

SECTION 3倉庫の対応は確定マスタ29件を基準に決着した

いただいた daijin_souko_map.csv は28行ありますが、AKY側の販売大臣コードとしか一致しません(8=AKY会津ニトリ、15=AKYセリア定番、23=AKY確保 中部、100=カクケイ物流センター)。WO本体の倉庫番号として読むと 16(中部)→1004(会津 一般)になってしまい、成立しませんでした。そこでWO側の対応表をこちらで起こし、判断が要る箇所を潰しました。

決まったのは「確定マスタの29件が基準」という1点です。旧倉庫に対応先が無いものは移行せず、新しい倉庫も足しません。「在庫非ゼロ」は2026-07ダンプの在庫マスターで現在庫が残っている商品数です。

現行(WO大臣)在庫非ゼロ合計数量新倉庫決定
0000 共通倉庫160,0000000 共通倉庫
0001 名田庄65603004 小浜センターどちらでも可 → 3004
0002 会津650524,5931002 会津ダイソー / 1004 会津(一般)商区得意先で自動分岐(554/96)
0003 会津工場1,17014,341,6541003 会津工場
0005 福谷003003 福谷工場在庫ゼロ・移行不要
0007 東京11604001 東京本社
0008 小森樹脂0移行しない在庫行なし
0009 本社004001 東京本社へ寄せる在庫ゼロ・移行不要
0011 高尾工業0移行しない在庫行なし
0012 若狭塗センター00移行しない在庫ゼロ
0013 日笠倉庫第二00移行しない確定マスタ基準
0014 小浜センター76692,3003004 小浜センター確定マスタ基準
0015 中部ダイソー554279,0982002 中部ダイソー
0016 中部3422,345,0162004 中部(一般)
0017 海南3320,9394004 海南(和歌山出張所)
0019 調整在庫2391,368,5909003 調整(棚卸・除外)
0020 ㈲おおきど遠敷18,192移行しない倉庫は新設しない
0021 江川製作所16,656移行しない倉庫は新設しない
0022 セリア(四日市倉庫)00移行しない在庫ゼロ
0023 (有)彩器62,1836001 (有)彩器
0024 不良商品492,982倉庫にしない在庫は取り込まない
0025 会津処分53749,2221005 会津処分
0026 ダイソー取り置き(会津)937,2111006 会津取り置き韓国分の切り分けは保留
0027 取り置き(中部)21522006 中部取り置き
0099 移動中295,719倉庫にしない在庫は取り込まない

0002 会津は商品マスタの1カラムで割れる

資料の「0002の大創分が売上の95.3%」は売上の話なので、在庫をどちらに寄せるかの条件にはなりません。そこで在庫のある650商品を商品マスタの商区得意先(商品区分1)で数えたところ、大創産業554/イオンイーハート80/アサヒ興洋(Seria)9/売なし・未設定7 に分かれました。出荷実績を引く必要はなく、商品マスタの1カラムで機械的に振り分けられます。0015 中部ダイソーも550/4、0027も2件全部が大創で、同じやり方が通ります。

SECTION 4会社の割り方は決着した(マスタは共通・伝票は会社別)

確定マスタは3社共通の1つのコード空間+「AKY使用」フラグという構造です。ここから「会社ごとにマスタを分ける」のをやめました。ただし companies テーブル自体は現行のまま(WO=1/AKY=2)で、伝票側の会社の持ち方も変えません。変えたのはマスタの持ち方だけです。

対象持ち方会社の区別
倉庫・部門・部門グループ1本だけ持ち、WOもAKYも同じものを見るレコードは分けない。使うかどうかは used_by_aky フラグ
商品・得意先・仕入先同上(コードはPCAが親)同上
受注・出荷・発注・入荷・生産伝票ごとに会社を持つcompany_id(現行のまま)

アプリ側は倉庫・部門を会社で絞り込んでいなかったので、この形にするためのコード変更はありません。倉庫マスタに used_by_aky を足しただけです。

SECTION 5在庫管理システム側で決めるコード体系が5本ある

PCAでは持たないので、こちらで決めて良いと書かれているものです。今日決めなくても進められますが、決めた内容は共有が要ります

項目こちらの案判断が要る点
販路商品×販路の多対多。大創/セリア/河淳/問屋/EC/海外/グループ内の7本から開始粗利を見る単位と揃えたいので、区分の切り方だけ確認したい
調達担当PCAの担当者マスタ25名と同じコードを使う調達担当が担当者マスタに載っていない人だと破綻するので確認したい
ロケーションPCAの8桁制約に縛られない自由設計。棚別在庫・複数ロケ・移動履歴を持つ現場の棚番の付け方(既存の525種類を活かすか)
在庫の状態セリア検収待ち/移動中/不良/受注残(出荷元未定)/取り置き の5種過不足なくこの5つか
不良理由生産不良の分析に使える粒度で。現行の不良区分があれば踏襲既存の分類があるかどうか

SECTION 6原価0円と廃番308件は移行前に手を入れる

両方のシステムに関わるので、システムの外の作業として誰がいつやるかを決めたいところです。

  • 原価0円のまま売上が立っている商品:セリア向けストラップ金具(DA-13〜21)だけで12か月4,000万円。どちらのシステムでも粗利が出ません。こちらは「原価未設定を検知して警告する」仕組みを作りますが、値を入れるのは人の作業です
  • 廃番在庫308件:商品名が「在庫ノミ」で始まる売上ゼロ・在庫ありの商品。移行対象に含めるかどうか
  • AKYとWOの商品コード統合:いまは別体系。急ぐ話ではないと理解していますが、変換表を持てる構造にはしておきます
  • 仕入代行の判定しきい値:PCA側は「主な売り先がグループ会社かつ粗利率3%未満、ただし7xxx単品は対象外」。こちらも同じ条件に揃えます
PART 3

決まった後の進め方

依存関係で並べています。上から順にしか進みません。

SECTION 7取込はマスタ→既存データ付け替え→状態のステータス化の順

  1. 確定マスタを取り込む(完了)倉庫29・部門15・部門グループ2体系を投入済み(2026-09-17)。PCAの取込順(倉庫→部門→部門グループ→区分→仕入先→得意先→直送先→商品)に合わせています。出荷可否は倉庫名からの推測をやめ、コード(x005処分/x006取り置き/9002返品/9003調整)で判定する形に変えました。区分8本は商品マスタ拡張のときに入れます。
  2. 既存データの倉庫・部門コードを付け替える(M)在庫15,830行と伝票側(受注・出荷・移動・棚卸・生産)。対応表が固まってから一度に流します。
  3. 在庫の状態をステータスに移す(M)0024 不良と0099 移動中の廃止、セリア検収待ち・受注残(出荷元未定)・取り置きの追加。既存の4段階ステータス(受注 draft/confirmed/shipped/cancelled、出荷 preparing/today_pending/today_done/completed/cancelled)との接続もここで決めます。
  4. 商品マスタを拡張する(M)商品区分1〜3、販路(多対多)、複数仕入先、調達担当、原価未設定の検知警告。
  5. 売上・仕入の明細に部門と担当者を載せる(S〜M)得意先の主部門から自動で引く形にします。PCA連携の必須項目なので、連携CSVより先に済ませます。
  6. PCA連携CSVを作る(M)売上明細・仕入明細・在庫金額の3本。CP932/CRLF/1行目のバージョン行のみクォート、伝票番号8桁重複不可。
  7. EOS受注の版管理(L)原本/返した内容/確定内容の3版と、確定内容から出荷指示を起こす経路。ここだけ単独で大きいです。
  8. ロケーション別在庫(L)棚別在庫・複数ロケ・移動履歴。優先度は下げられます。

S=数日、M=1〜2週間、L=3週間以上。前提が決まってからでないとブレる目安です。

SECTION 8PCAへ渡すものは3本で、いまは1本も出せない

データタイミング足りていないもの
売上明細出荷・売上確定時部門コード・担当者コード・原価。明細に部門を持つ器がない
仕入明細入荷・仕入確定時部門コード
在庫金額月次(締め時)新倉庫コード。会計区分(商品区分3)が商品側に無い

どれも「機能が無い」のではなく、載せる項目が足りていない状態です。SECTION 7の1・4・5が終われば出せます。

SECTION 9GAS生産連携は岡崎の宿題3件で止まっている

みつるさん側のGASは修正版まで受領済みで、dry_run(お試し送信)もこちら側に実装済みです。動かない理由は技術ではなく、8/5に流れたMTGで聞くはずだった3件です。この3件は社長が確認することになりました(2026-09-17)。

宿題内容これが無いと
過不足の意味梱包・工場アプリの「過不足」列が、何と何の差なのか暫定で送信OFFにしています。在庫の増減が合わなくなるので開けられません
連携開始日どの日以降の生産実績を haizen 側の正とするか未設定だと1件も送らない設定です。運営課への確認待ち
梱包完成品の倉庫0002(会津)か0003(会津工場)か。0024 不良商品が仕入不良専用かも入庫先が決められません。新倉庫コードでは1004か1003かの問題になります

加えて、みつるさん側へお願いしている残件が3件あります(過不足OFFが既存シートで効かない/送信済み行の取消+打ち直しが二重計上になる/「送信対象を確認」がdry_run APIを使っていない)。連携開始はマスタ整備の後という順序は変わりません。マスタが埋まる前に投げると大半が商品コード未検出になって切り分けができなくなります。

PART 4

システムの名前

本題ではありませんが、決めておくと後が楽になるので。

SECTION 10システム名は haizen(配膳)に決まった

「岡崎システム」は人の名前が付いているので、担当が変わると名前ごと意味を失います。マニュアル・画面・問い合わせ先の呼び名としても使えません。2026-09-17、haizen に決定しました。

受けた注文を、必要なものだけ、必要な場所へ出す

このシステムの仕事を1語で言うとこれになります。商品名にも単位にも1件も出てこないので、現場の会話でぶつかりません。「PCAと配膳」で対になって短く呼べます。

候補は5案あり、選ぶときの条件は3つ置きました。①食卓まわりの言葉で、器そのものではなく「一式を扱う側」を指すこと ②商品名・単位とぶつからないこと ③小文字で4〜7文字、カナ3〜4モーラで呼べること。下の「マスタ内」は2026-07の商品マスタ9,375件で実際に数えた出現数です。

読み意味マスタ内判定
haizenハイゼン配膳。膳を配る0件決定
ozenオゼンお膳。食器一式と、載せる台120商品箸の単位「膳」がマスタに実在する
utsuwaウツワ器。入れもの全般672件商品名とぶつかる
mizuyaミズヤ水屋。食器をしまう棚0件
kondateコンダテ献立。何をいくつ作るかの計画0件

改名して直したのは表示だけ

同日に反映済みです。

  • ログイン画面とサイドバーのロゴ/スマホピッキング画面のタイトル
  • ログインコードのメール(件名と本文)
  • アプリ設定の APP_NAME
  • 生産連携のエラーメッセージ(みつるさん側に返る文言)

リポジトリ名・Herokuアプリ名・データベース名(いずれも woaky)は据え置きです。内部のURLと識別子なので、変えても呼び名の統一には効かず、切り替えの手間だけが増えます。

APPENDIXこの資料の数字の出どころ

数字出典
倉庫29・部門15・区分8本・部門グループ2体系zon-bot/woaky-zaiko-handover の data/souko.csv・bumon.csv・bumon_group.csv・kubun.csv(2026-08-19確定)
倉庫別の在庫非ゼロ件数・合計数量販売大臣2026-07-16フルダンプ マスター/在庫マスター.txt を倉庫コードで集計
現行の倉庫25件・部門4件src/database/data/WOmaster/倉庫.txt・部門.txt(2026-03取得)
原価0円4,000万円・廃番308件・EOS38%引き継ぎ資料 docs/07_実績データ.md(AKY実データ・直近12か月)
最終コミット 2026-08-05mochainc/woaky-new-system のコミット履歴(PR#13 dry_run追加)
差分15件マスタ差分台帳(2026-08-27作成)